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外壁塗装において「下塗り」は、塗装の耐久性や仕上がりを左右する重要な工程です。特にサイディング外壁は素材によって適した下塗材が異なり、適切な下塗りを行わなければ塗膜の剥がれや劣化が早まる原因になります。今回はサイディング外壁塗装における下塗りの役割や注意点、下塗り材の種類と選び方について詳しく解説します。

 

 

|サイディング外壁とは?

 

サイディング外壁とは、工場で製造された外壁材を建物の外壁に貼り付ける方式です。サイディングは、主に窯業系金属系木質系などがあり、それぞれに特徴があります。

 

【窯業系サイディング】

 

◎特徴◎

・主成分がセメントと繊維質▶ 耐久性が高く、強度があります。

・デザインが豊富▶ レンガ調や石調、木目調などの多彩なデザインが選べます。

・コストパフォーマンスが良い▶ 他の外壁材と比べて価格が比較的安めです。

 

【金属系サイディング】

 

・主成分が金属▶ 耐久性が高く、軽量で丈夫です。

・防水性に優れている▶ 吸水性がない為、雨水による劣化が少ないです。

・デザインがスタイリッシュ▶ シャープでモダンなデザインが特徴です。

 

【木質系サイディング】

 

・天然木を使用した外壁材 ▶自然な木目や色合いが魅力です。

・断熱性に優れている▶ 木は熱を伝えにくい為、夏は涼しく、冬は暖かいです。

・環境に優しい素材▶ 再生可能な資源であり、エコ住宅に適しています。

 

 

外壁塗装の目的

 

外壁塗装は、建物の外観を美しく保つだけでなく、建物の耐久性を向上させ、快適な住環境を維持するために重要な役割を果たします。また、塗装のタイミングを逃さず劣化が進む前に適切な対策を取ることが、長期間に渡りメンテナンスコストを削減することが出来、建物を長持ちさせるための鍵となります。

 

 

 

|下塗りの重要性とは?

 

外壁塗装における「下塗り」とは、上塗りをする前に外壁の表面に施す最初の塗装工程です。外壁塗装において下塗りは欠かせない工程です。

 

下塗りが必要な理由とは?

 

✔塗料の密着性を向上させる

 

下塗りは、外壁と塗料との密着性を高める役割を果たします。下塗りを施すことで、塗料がしっかりと密着し、剥がれにくくなります。

 

✔吸収性の調整

 

下塗りを行うことで吸収性が均等になり、上塗り塗料が綺麗に乗るようになります。これにより、ムラなく仕上がります。

 

✔防水性の向上

下塗りには、外壁を水分から保護するための防水効果があるものもあります。特に外壁が雨風にさらされる部分では、防水性を高めるために下塗りを行うことが重要です。これにより、外壁内部への水分の侵入を防ぎ、劣化を防止することができます。

 

✔塗膜の強化

 

下塗りには、上塗り塗料の耐久性を高める役割もあります。上塗りの耐久性が向上し、長期間にわたって外壁を保護することができます。

 

✔壁面の補強

 

下塗りによって外壁面の小さなひび割れや表面の不規則性を埋めることができ、上塗り塗料が均一に塗布されやすくなります。これによって壁面の補強がされ、外観もきれいに仕上がります。

 

 

下塗りを行わなかった場合

 

サイディング外壁のような素材の場合、塗料がうまく定着しないため、雨風にさらされると塗膜が剥がれてしまうことがあります。下塗りは、塗装の基礎となる重要な工程であり、これを省略すると以下のようなリスクが発生する可能性があります。

 

✔塗料の密着性の低下

 

下塗りは塗料の密着を高める役割を果たします。これを行わないと、塗料が木材、金属、コンクリートなどにうまく接着せず、剥がれやすくなります。特に金属では錆びの原因にもなります。

 

✔塗料の耐久性の低下

 

下塗りには表面を平滑に整えたり、吸い込みを抑える効果があります。下塗りを省くと、塗料が均一に塗れず、ムラや色ムラが発生して美観を損なうことがあります。これによって塗装の耐久性が低くなり、長期間にわたり保護効果が持続しにくくなります。

 

✔表面の汚れや湿気の影響を受けやすくなる

 

下塗りには、表面を保護するためのバリアを形成する機能もあります。下塗りを省くと、表面が湿気や汚れの影響を受けやすくなり、最終的に塗装の効果が持続しなくなる可能性もあります。

 

 

   

 

|サイディングの下塗り塗料の種類

 

サイディングの下塗りには、いくつかの種類の塗料があります。適切な下塗り塗料を選ぶことによって仕上がりが美しく、長期間保護される塗装を実現できます。

 

【シーラー】

 

シーラーとは、サイディングなどの外壁塗装における下塗り材の一種で、外壁材と上塗り材の間に塗布されるものです。

◎役割◎

 

・密着性の向上:シーラーを塗ることによって、表面を平滑にし、上塗り塗料がしっかりと接着するようにします。これにより、塗装が剥がれるリスクが減少します。

吸水防止:シーラーは吸水を防ぎ、湿気が塗膜に影響を与えないようにします。また、湿気によって塗料の乾燥が遅れるのを防ぐ効果もあります。

下地の均一化:シーラーを塗ることで微細な穴を埋め、塗料のムラを防ぎ、均一な仕上がりを実現します。

 

【プライマー】

 

「シーラー」と「プライマー」に明確な違いがあるわけではないですが、シーラーと同様に上塗り塗料の密着性を高める役割があります。

プライマーには、錆の発生を防ぐための成分が含まれているものがあります。これにより、金属部品が腐食しにくくなり、塗膜の耐久性が向上します。

 

【フィラー】

 

フィラーは、外壁塗装における下塗り材の一種で、外壁にひび割れや欠損がある場合に使用されます。古いサイディングや劣化が進んだサイディングの外壁では、表面に凹凸や劣化が生じていることが多いため、フィラーを使って下塗りをすることで外壁の弱い部分を強化することができます。

◎役割◎

 

表面の補修:フィラーは、表面のひび割れや穴、凹みなどを埋めるために使用されます。外壁の表面が均一で滑らかになり、塗装が均等に塗れるようになります。

 

塗料の密着性向上:外壁に直接塗料を塗ると吸い込みやムラが出ることがありますが、フィラーを塗ることで表面が整えられ、塗料の密着性が良くなります。

 

・耐久性の向上:フィラーは、外壁材の保護にも寄与します。外壁材に直接塗料を塗るよりも、フィラーを使うことで塗装が長持ちし、外部からの衝撃や摩擦に対する耐久性が向上します。

 

 

 

 

難付着性のサイディングの外壁には注意

 

難付着性のサイディング(光触媒コーティングやフッ素コーティングが施されたものなど)は、塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなることがあります。このような難付着性サイディングに対する対策を知ることによって失敗を防ぐ方法を見ていきましょう。

 

難付着性のサイディングとは?

 

難付着性のサイディングとは、一般的な塗料やコーキング材が密着しにくい特性を持つ外壁材のことです。難付着性サイディングは、表面に特殊なコーティング(光触媒・無機系・フッ素コーティングなど)が施してあり、耐候性や防汚性が高い一方、通常の塗料では塗膜が密着しにくく剥がれやすくなって塗装作業に困難を伴うことがあります。このようなサイディング材には、適切な下地処理専用の塗料やシーラー・プライマーを使用することが大切です。

 

難付着性サイディングの種類

 

✔フッ素コーティングサイディング

 

◎特徴◎

 

・表面にフッ素樹脂塗装が施されている

・撥水性・防汚性に優れている

・塗り替え時に塗料が密着しにくい

 

◎対応方法◎

 

・専用のプライマーを使用する

・サンドペーパーなどで表面を削る合もある

 

✔光触媒コーティングサイディング

 

◎特徴◎

 

・太陽光を利用して汚れを分解するセルフクリーニング機能を持つ

・超親水性があり、水で汚れを流しやすい

・塗膜が形成されにくく、塗料の密着が悪い

 

◎対応方法◎

 

・光触媒対応の専用プライマーを使用する

・高圧洗浄と適切な下地処理が必要

 

無機系コーティングサイディング

 

◎特徴◎

 

・無機成分が主成分のため、紫外線や風雨に強い

・高耐久で汚れに強いが、塗料が密着しにくい

 

◎対応方法◎

 

・無機塗装対応のプライマーを使用する

 

  

 

下塗りでよくあるトラブルと回避方法

 

下塗りは塗装の品質を大きく左右する重要な工程です。適切な下地処理を行い、塗料の選定や施工方法を守ることで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。

 

塗料が密着しない

 

◎原因◎

 

・下地処理が不十分で、ホコリや油分が残っている

・乾燥時間を守らずに上塗りをしてしまった

・旧塗膜との相性が悪い

 

🌟回避方法🌟

 

・ホコリ・油分・サビ・カビをしっかり除去する

・適切な下塗り材を選ぶ

・乾燥時間を守る

 

◆べたつきやシワ

 

◎原因◎

 

・気温が低すぎる

・湿度が高すぎる

・乾燥時間を守らず次の工程に進んでしまった

 

🌟回避方法🌟

 

・適切な気温・湿度で施工する

・乾燥時間を厳守する

・送風機やヒーターを活用する

 

 

まとめ

サイディング外壁塗装における「下塗り」は、塗装の耐久性や仕上がりに大きな影響を与える重要な工程です。下塗りは、塗料の密着性を高め、吸収性を調整し、防水性や耐久性を向上させる役割を果たします。また、壁面のひび割れや不規則性を補強し、均一で美しい仕上がりを実現します。

サイディング外壁には、窯業系、金属系、木質系の3種類があり、それぞれの素材に適した下塗り材を選ぶことが重要です。下塗りを行わないと、塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなり、塗装の耐久性が低下するリスクがあります。特に難付着性のサイディング(フッ素コーティングや光触媒コーティング)には、専用の下塗り材を使用し、適切な下地処理が求められます。また、下塗りでよくあるトラブルとしては、塗料の密着不良やべたつき、シワなどが挙げられますが、これらは適切な下地処理や乾燥時間の確保、気温や湿度を考慮した施工によって回避できます。適切な下塗りを施すことで、外壁の長期的な保護が可能となり、塗装の効果を最大限に引き出すことができます。

 

 

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